大切なご先祖供養について、著書より紹介いたします。
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5お墓について


 お墓とは、先祖への供養のよすがであり、報恩と自己の心の養いの場であり、皇陵の研究に
関する本にも「我が上古において、すこぷる葬儀を重んじ、墳墓の形体はなはだ丁重なりき」
と記されているように、お墓に対する観念は古来から丁重を極めたものである。
一般的には四十九日、または一周忌から三周忌が終わると、お骨を埋葬する。それまでは遺
骨を仏壇に安置したり、菩提寺や檀那寺に預かりてもらっている場合がある。墓は一基一霊の
時、正面に戒名を刻み、側面や裏面に俗名、没年月日、生前の業績を刻むのか一般的である。
一基の石塔に夫婦の戒名を刻む時は、夫婦の一方が先立った場合、残されたいずれかが一緒に
戒名を授けてもらい、墓石に戒名を刻んで、生きている者の戒名は朱で塗っておくのである。このよ
うに生前に建てるものを、寿陵とも呼んでいる。
 一家の墓とする場合、○○家の墓、○〇家先祖代々の墓、○○家先祖累代の墓と刻んだり、南
無阿弥陀仏や南無妙法蓮華経の名号やお題目を刻んだりする。埋葬の際には埋葬式を行ない、近
親者が集まった上で僧侶に読経してもらい、丁重に葬る。万物が土より生まれ土に帰す、という考え
から大地に戻すと考えるのてある。
 お墓について考慮しなければならないことは、無縁墓にならないようにすることである。現今のように
故郷を離れて住んだり核家族化すると、定住の地に墓地を求めたりする。そうすると、必然的に故郷の
墓は疎遠になり、二代三代とたつと、その所在すらわからなくなるものである。十分な管理が必要とい
えよう、また、一族においてこれらのことを文書にするか、正確にいい伝えておく必要がある。

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